
北海道には、エゾシカやキタキツネなど、固有の動物が多く生息しています。広大な自然環境では野生動物の姿が見られ、動物園や観察施設では生態への理解を深めることも可能です。本記事では、北海道で見られる代表的な野生動物10種と、観察に適したエリアや展示施設をご紹介します。
出典:photo AC
観光中に出会いやすい、北海道の野生動物を10種ご紹介します。特徴や出会えるスポットを紹介しているので、旅の計画にぜひお役立てください。
出典:photo AC
エゾジカは北海道全域に生息しており、道東や道北でとくによく見られます。昼間でも群れで行動しており、郊外の森林や道路沿いでは、ドライブ中に姿を確認できることも。
知床や大雪山系などでは、観光中に野生の姿を見られるチャンスもあります。旭山動物園では展示もされていて、落ち着いた性格なので観察しやすい動物です。
出典:photo AC
キタキツネは、道東や道北の草地や林で見かけることができる北海道の身近な動物です。昼間でも道路を横断することがあり、ドライブ中に姿を確認できることも。
かわいらしい見た目ですが、感染症(エキノコックス)リスクがあるため、野生個体とは距離を保つことが大切です。旭山動物園などでは展示されており、近くで観察することができます。
出典:photo AC
シマエナガは、白くて丸い体がかわいらしいと人気の、冬の北海道を代表する野鳥です。道央や道南の森林や公園(円山公園、旭山記念公園など)で、雪景色の中に姿を見せることがあり、写真愛好家にも注目されています。
夏になると羽毛がスリムになり、まるで別の鳥のような印象に。葉の茂った森に溶け込むように暮らしているため、気づかれずに見過ごされることもあります。体型や雰囲気の違いに驚かされることも多く、そうしたギャップも魅力のひとつです。
動物園での展示はなく、自然の中でのみ観察される野鳥です。
出典:photo AC
エゾモモンガは夜行性で、滑空する姿が印象的な北海道の固有種です。道北や知床周辺の森林に生息しており夜間に活動するため、観察はネイチャーツアーがおすすめ。
冬は白っぽい体色になり、保護色となって発見が難しくなりますが、雪景色の中で滑空する姿は幻想的です。
日中に偶然見かけることはほとんどなく、ドライブ中の目撃もまれです。円山動物園などでは昼間でも展示されており、その暮らしぶりを観察できます。
出典:photo AC
エゾヒグマは北海道ならではの大型哺乳類で、自然の中で暮らす野生動物です。春から秋にかけて広い範囲を移動し、冬季は冬眠します。
野生個体は人との接触が危険を伴うため、観察には十分な注意が必要です。知床ではガイド付きクルーズなどを通じて、一定の距離を保ちながら観察できる機会が設けられています。
「のぼりべつクマ牧場」や「釧路市動物園」など、さまざまな動物園で飼育されています。
出典:photo AC
シャチは高い知能と社会性を持つ海洋哺乳類で、黒と白の模様が特徴的です。群れで行動し、音を使ったコミュニケーションや協力的な狩りを行うなど、複雑な行動が知られています。
北海道では知床や羅臼の沖合で、春から初夏にかけて野生の姿を観測可能です。5月から7月は出現率が高く、クルーズによる観察が盛んに行われています。
出典:photo AC
オジロワシは、尾羽の白さが名前の由来となる大型の猛禽類です。体全体は褐色系で、遠目には茶色っぽく見えますが、飛翔時に白い尾羽が際立ちます。
北海道では冬になると、網走や釧路湿原、ウトロ周辺に飛来し、流氷とともに観察される姿が人気です。バードウォッチングの対象としても注目されており、写真愛好家に好まれています。
野生での観察が難しい時期には、「旭山動物園」や「釧路市動物園」などでその姿を見ることができます。
出典:photo AC
タンチョウは、白い羽に赤い頭頂部が印象的な大型の野鳥です。体長は約140センチ(※)、翼を広げると約240センチ(※)にも達し、空を舞う姿は非常に迫力があります。
北海道では、「鶴見台」や「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」などで野生のタンチョウを観測でき、1年を通じて観光可能です。
※“北海道公式観光サイト 公式HP”参照
出典:photo AC
ゴマフアザラシは、丸みを帯びた愛らしい体つきと、大きくつぶらな黒い瞳が魅力の海棲哺乳類です。オホーツク沿岸では、流氷が接岸する冬の季節にその姿を見ることができ、網走や紋別では観光船から野生の個体を観察できます。
全身が白い毛で覆われた子どものゴマフアザラシは、そのぬいぐるみのような外見から人気の高い動物です。旭山動物園やおたる水族館などでは飼育展示も行われており、水中を泳ぐ様子を間近で観察できます。
出典:photo AC
ラッコは北海道沿岸に生息する海洋哺乳類です。浜中町にある霧多布岬周辺では、野生の姿を陸地から観察することができます。
国内の水族館では展示がほとんど行われておらず、2025年時点で見られるのは三重県の「鳥羽水族館」のみ(※)。おなかの上で貝を割る仕草などが特徴的で、愛らしい行動が注目を集めています。
※“鳥羽水族館 公式HP”参照
出典:photo AC
北海道には紹介した10種以外にも、個性的な動物が多数生息しています。たとえばエゾリスは札幌市内の公園や展望台などでも姿を見せることがあり、都市部でも野生動物との出会いが期待できます。
ほかにも、エゾクロテンやエゾナキウサギ、シマフクロウなど、北海道ならではの希少動物も魅力。いずれも生息環境や活動時間に工夫が必要なため、観測を希望する場合は、専門ガイド付きツアーなどの利用がおすすめです。
北海道に生息する動物を気軽に観察したい方は、動物園がおすすめです。多くの動物に出会えるだけでなく、その生態についても学ぶことができます。
その中でも、北海道に来たら外せない動物園を2個所ご紹介します。
旭川市にある旭山動物園では、エゾシカやキタキツネ、エゾモモンガなど、道内ならではの生き物を身近に観察できます。展示方法にも工夫が凝らされており、動物たちの自然な動きが見られる「行動展示」も魅力です。
もぐもぐタイムやペンギンの歩行などのイベントも充実。子連れ家族やカップル、女子旅に人気の動物園です。
札幌市が運営する「札幌円山動物園」は、北海道に生息する動物を多く飼育しています。 ヒグマやエゾモモンガなどの展示に加え、トラやライオンなど、子どもに人気の動物も豊富に展示。
札幌市内からアクセスしやすい観光地として、外せないスポットのひとつです。隣接する「円山公園」では、四季折々の自然を楽しめるほか、野生のエゾリスに出会えることもあります。
北海道北広島市にある「北海道ボールパークFビレッジ」は、野球場を中心とした複合施設です。グルメやショッピングのほかに、温泉やホテルも併設。屋内外のアクティビティも充実しており、大人から子どもまで1日中楽しめる施設です。
札幌や新千歳空港まで電車で約20分。旭川や帯広、小樽などへのアクセスも良好なので、北海道の動物や自然を満喫したい方の、旅の拠点としておすすめです。
出典:photo AC
北海道の動物に関するよくある質問をまとめました。北海道の固有の動物について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
北海道には、エゾシカやキタキツネ、エゾモモンガなど、他の地域では見られない動物が数多く暮らしています。とくにエゾリスは、札幌や函館といった都市の公園でも目にすることができ、北海道の自然が身近に感じられる存在です。
北海道を象徴する動物としてよく知られているのが「エゾシカ」です。道内の森林に広く生息しており、その大きな角を持つ姿や群れで行動する様子は、北海道の自然を代表する風景のひとつとされています。
また、キタキツネやエゾリスも、北海道のシンボル的な動物です。観光ポスターや地域のキャラクターなどに取り上げられることも多く、多くの方に親しまれています。
出典:photo AC
北海道には、野生で暮らす固有の動物が豊富に生息しています。街中で姿を見せるエゾリスや、ナイトツアーで観察できる希少なエゾモモンガなど、地域に根ざした多彩な動物たちが魅力です。北海道ならではの自然に触れながら、動物との出会いも旅の楽しみのひとつに加えてみてください。